Violinist 古田茂稔 Furuta Shigetoshi
福岡音楽学院で5歳よりヴァイオリンを学ぶ。桐朋学園大学ヴァイオリン専攻、卒業後アメリカ合衆国に渡り、インディアナ大学音楽学部でパフォーマー・ディプロマ取得。'95年と'96年に、ボストン交響楽団が夏に主宰する、タングルウッド音楽祭オーケストラの奨学生。その後シカゴに移り、ノースウエスタン大学音楽学部でマスター・オヴ・ミュージック取得。同時にシカゴ交響楽団のトレーニング・オーケストラーシヴィック・オーケストラ・オヴ・シカゴのヴァイオリン奏者を務める。
これまでにヴァイオリンを、朔望、江藤アンジェラ、江藤俊哉、フランコ・グッリ、ブレア・ミルトンの各氏に師事。'99年より'05年まで、テキサス州、サン・アントニオ交響楽団の第一ヴァイオリン奏者。'05年、アメリカを後にし、ウィーン(オーストリア)で一年間学ぶ。ライナー・ホーネック氏に師事。 '06年、ソロ活動を決意、本拠地を日本に移す。
現在、福岡市在住。ヴァイオリン・スタジオ(コンサート・スペース&ヴァイオリン教室)ーFRITZ NATHAN(フリッツ・ナタン)主宰。'11年、初のソロ・アルバムCD−「J.S.バッハー無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータ」をリリース。同年9月、シャルトル(フランス)で、バッハのソナタとパルティータの無伴奏ヴァイオリン・リサイタルで、フランス・デビューを飾る。リサイタル前夜の、シャルトル市観光局での水野浚冶切り絵展覧会のオープニングでのバッハのシャコンヌの演奏は、シャルトルの新聞―エコー(l’
echo)紙に、「申し分のないテクニックと表現力で聴衆を別世界へ連れて行った」と絶賛を受ける。
'07年の、帰国後初リサイタル以来、福岡や佐賀でのリサイタルは10回を超える。そのほか室内楽、コラボレーションによる演奏も多数。使用楽器は1787年製、ロレンツォ・ストリオーニ。